導入の経緯
これまでUDT23HやUDT21などThunderbolt3接続のドッキングステーションを使ってきましたが、それぞれの記事で書いたようmacOSの更新で一部の機能が使えなくなってしまいました。
Thunderbolt製品でないUSB-Cハブなどは問題無く利用できることから、とりあえずUSB-Cハブと併用して利用していたものの、たった2つしかないMacBook Airのポートが、どちらも埋まってしまうのは困ったものです。
そこで現状、4Kモニター1つの利用でDual 4K にする予定も無くThunderbolt製品ほどのスペックも要らない為、以下の条件を満たされれば十分なことから、あえてThunderbolt接続ではない、この製品を選んでみました。
- 据え置き型のドッキングステーションでMacbook Air(2020)で必要な30W (20V / 1.5A)以上のPD充電
- 4K 60Hz のHDMI出力 x 1
- Gigabit のイーサネットポート x 1
- USB Type-A 2.0以上のポート x 1
パッケージ外観
パッケージ裏面。Model A8394 となっています。製品ページより製品型番はA83945A1 です。
パッケージ内部
内容物
内容物はドッキングステーション本体、ACアダプタ、電源ケーブル、USB Type-C ケーブル、説明書類となっています。 Amazonなどの販売ページでの説明にもあるようにACアダプタのサイズはかなり大きいです。説明書はこちらからダウンロードできます
製品外観
左側面にはKensingtonセキュリティスロットがあります
底面には横長の滑り止めのゴム足が2つついています。
前面は左から、電源スイッチ、ヘッドフォン端子(3.5mm オーディオジャック)、USB 3.0 Type-A(5Gbps, 5V=1.5A)、USB Type-C (5Gbps, USB PD 20W 映像出力非対応)、PCと接続用(アップストリーム)のUSB Type-C (5Gbps, 60W)となっています。
背面部は左から、電源コネクタ (100W / 20.0V 5.0A)、HDMI出力(最大4K@60Hz) 、DisplayPort出力、USB Type-A 2.0コネクタ (480Mbps, 5V 0.5A)が2つ、有線LAN(10/100/1000Mbps)、となっています。
Amazonなどの販売サイトやAnkerの製品のサイトでの説明にもあるようにACアダプタのサイズはドッキングステーション本体より大きいです。サイズが大きいので置き場所を考える必要があります
ACアダプタの出力は、20V / 5.0A です。
ACアダプタのドッキングステーション側のコネクタは一般的な丸型のコネクタで、プラグの内径サイズは2.1mmです。電源側はC5形式のコネクタです。
PCとドッキングステーションを付属の0.9mのUSBケーブルで接続します。Thunderbolt接続の製品にくらべ長い分、取り回しは良いです。
電源ボタンを押すとドッキングステーションの電源が入りまりランプが緑色に点灯します。さらにPCに接続するとランプは青色に変わります。
使用感
MacBook Air(2020) macOS Monterey 12.2.1 とBootcampでのWindows10、iPad Pro(11インチ 第2世代)、 その他、数台のWindows10のPCで使用しましたが、一通りすべての機能が動作することを確認しました。
iPad Proは不明ですが確認したWindows PCと Mac で HDMI 4K/60Hz 出力でき、イーサネットポートによるネットワーク接続では Iperf での測定で 816 Mbits/sec と十分早いことも確認できました。
但し、接続直後に画面がちらついたり、有線LAN、ヘッドフォン端子が使えず、電源を入れ直すことで使えるようになるなど、若干、不安定な面もみられました。
また接続後にディスプレイが表示されるまでの時間が、これまで使ってきたUDT23HやUDT21より明らかに遅く、少し待たされるのも不満です。
しかしながらでWindows/Mac/iPad Pro/Chrome book と幅広く利用でき、タイムセール価格で1万円程度の製品と考えると十分魅力的な製品だと思います。
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